ウソつき恋愛<番外編追加>
「波斗君、ここ分かんない」
あたしはノートに書いてある問題を指さす。
「ここは、この公式を当てはめて解くと……」
「できたっ」
「よくできました」
なんか子供扱いされてる気がするけど、まぁいっか。
今度は同じようなやり方でもう一問解いてみる。
「合ってる?」
「正解。次はこっち」
そう言いながら指さす波斗君のノートを盗み見る。
見事に全問正解。
「波斗君って頭いいんだね」
優しくて勉強出来るなんて、さすがだ。
あたしなんかと釣り合わないんじゃないかな。
「オレ、頭良くないよ」
「ウソ。ノート見たら全問正解だったじゃん」
あたしがそう言うと波斗君は照れたように頬を赤く染めた。