ツラの皮


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既に整えられていた寝具に鈴を転がし暫く様子をみていると程なくして目が開いた。



「大丈夫か?水欲しいか?」



う、というオウムに劣る返事は理解出来なかったが、同時にコクコクと頷いたのでお茶用に用意された湯飲みに水を汲んできてやる。


余裕もなく甘露を一気に飲み干し、鈴は満足げに再びひっくり返った。


って、待て待て。




「俺のこと、好きか?」





俺が雪乃に囚われているのを嫌だと言った。


遊びなのかと思った時にお前はどう思ったんだ?


がっかりした?


悲しかった?


辛かった?







だとしたら俺は喜んでもいいんだろ?



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