ツラの皮
慌てて取り繕おうとするのを後ろの声が遮った。
「そうだったらどうする。他のオンナに現を抜かすような男が彼氏で、コイツが落ち込んでたから俺が慰めてやったまでだ。」
はぁぁ!?
ちょっと、ナニ混乱さすような事言ってくれちゃってんのよ、バカ部長!!!
てか、部長、高遠と雪乃さんのゴシップ知ってたんだ。
その手の話にはまるで興味無いヒトだと思っていたので、知ってたのが意外。
侮れなさ底なしね、部長って。
視線の矛先を部長に転じた高遠は暫く部長を睨みつけてボソリと言った。
「……だよな。」
は?
ナニが『だよな』なの!?
まさか部長の戯言を信じたワケじゃないでしょうね?