たとえ愛なんてなかったとしても
控え室に入り、全員が椅子に座ったことを確認したマネージャーが俺の顔を一瞬見た後に、話し始めた。
「今回一曲を中止するのは、その代わりに、エリックのお母さん、あ、生みのお母さんを呼ぶことが決まったんだ。
親子間に問題がないことをアピールするためだけでいいから。
その、できれば、お母さんきてくれてありがとう、とか他に感動的なことを言ってもらえるとありがたいけど」
「ステージに上げるってこと?
裁判起こしてるんでしょう?
大丈夫なの?」
マネージャーの言葉に俺が何か言うより早く、キャシーが口をはさんだ。
母親をステージに呼ぶなんて知らされていない。
あんなやつを大切なステージに上げるなんて。
「裁判は取り下げるように事務所からも交渉してるから。
辛いことがあっても、許して親を大切にするところを見せれば、世間のエリックへの好感度も上がるから、今回......」
「今回一曲を中止するのは、その代わりに、エリックのお母さん、あ、生みのお母さんを呼ぶことが決まったんだ。
親子間に問題がないことをアピールするためだけでいいから。
その、できれば、お母さんきてくれてありがとう、とか他に感動的なことを言ってもらえるとありがたいけど」
「ステージに上げるってこと?
裁判起こしてるんでしょう?
大丈夫なの?」
マネージャーの言葉に俺が何か言うより早く、キャシーが口をはさんだ。
母親をステージに呼ぶなんて知らされていない。
あんなやつを大切なステージに上げるなんて。
「裁判は取り下げるように事務所からも交渉してるから。
辛いことがあっても、許して親を大切にするところを見せれば、世間のエリックへの好感度も上がるから、今回......」