たとえ愛なんてなかったとしても
「そうだよな、......よし!

キャシー好きだ!!
俺と付き合ってください!」


「イヤ。
いい人すぎてつまんないし、もう飽きた」



何も今言わなくても......とつっこむ暇もなく、俊輔さんはキャシーに一刀両断されていた。

それはもうとりつくしまもなく、即答で。



「俊輔でもなく、エリックでもなく、他の誰よりも、ミヒが一番好きだって気づいたの。

ミヒが好きだったからこそ、裏切られたと思ったら、余計に悔しくて憎らしかった。

今までごめん。
私を本気にさせたのは、あなただけよ」



私が男だったら、キャシーに興味がなくても好きになってしまうくらいの情熱的な告白をされて、私より少し小さいキャシーを自然と抱き締めていた。


情け容赦のない答えに、キャシー以外の誰もが固まっていて、例外でもなく私も固まっていたので、ほんの少し反応が遅れてしまったけど。



「私ね、私にはないものをたくさん持っているキャシーがずっと羨ましかった。
嫉妬してた。

でもね、本当はキャシーに憧れてただけで、キャシーが......大好きなの。

ひどいことたくさん言ってごめんね。
こんな私だけど、これからも友達でいてくれる?」



当たり前でしょと当然のことのようにさらりと返されて、今度こそキャシーを大切にしようと誓う。
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