Second Secret
「あた...り前のこと聞くんですけど」

「何」


馬鹿じゃないの私、こんなことも言えないなんて。

しっかりしなきゃ、仕事なんだから。

でもその前に、この言葉の続きをどうしたらいいんだろう。


ふと、先生のパソコンが目に入った。

そうだ、いいこと思いついた。


「先生って、小説書くの好きですか?」

「は?何だそれ。好きも何も、仕事だからな」


よかった、予想通りの答え。

仕事だから、好きとかそういうものでもない。

その言葉がほしかったんだ。


「そうですよね、仕事ですもんね」

「何お前、わけわかんねえ」

「仕事だからやるしかないですよね、この企画」


そう言って、企画書を先生の前に出す。

これも予想通りなんだけど、先生は明らかに嫌そうな顔をした。
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