Second Secret
「やっぱ縛るならさ、ネクタイとかの方がリアルかな」


そんなことをにこにこしながら言う上城さん。

何だか先生との会話を思い出す。


腕縛られるんなら、ネクタイとシャツどっちがいい?

そんな馬鹿みたいなことを聞いてきたっけな。


「悠梨ちゃん、どう思う?」


これは、作戦とやらのための準備。

先生をいかに誘惑できるかは、私にかかってる、らしいのだが。

誘惑って。

仕事を引き受けてもらうために、誘惑ってのは変な話しだ。


「ネクタイでいいんじゃないですか、リアル感あって」

「そう?じゃあそうするか」


そう言って上城さんは、しまってあったネクタイを手に取る。
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