Second Secret
どこまででも、先生はずるい。

さっきまで仕事モードだった空気と私の頭は、もうそんなのどこかへ行ってしまっていて。

絶対にやらないなんて思っていたのに、震える手を先生の服へと伸ばしてる。


なんでこんな日に限って、シャツなんか着てるんだろう。

震える手では、うまくボタンを外せない。


それに。

さっきから呼吸がうまくできなくて、きっとそれは心臓があまりにも早く動いてるからで。


先生の顔なんか絶対に見れなくて。

別に泣きたいわけじゃないのに勝手に涙まで出てきて。

何より、恥ずかしくてしょうがない。


ゆっくり、本当にゆっくり外されるボタン。

そこから覗く鎖骨が、きれいだった。
< 151 / 235 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop