Second Secret
片付けをしながら、ご飯でもどうですかってまた誘う佐伯くん。

ごめんね、って断るけど、何となく断られるのをわかっていたような気がする。


きっとあれだ、社交辞令みたいな誘い。


それからたわいない話をしながら会社を出た。

そこには昨日見た光景と同じもの。


先生が立っていて、こっちを見てる。

しまったな、昨日ちゃんと説明して言い聞かせなければいけなかった。

先生に来られると、困るんだってこと。


嬉しい気持ちはもちろんあるけど。

今隣にいるのが佐伯くんだからいいけど、もしも先生と私のことを知らない人だったとしたら。

また佐伯くんみたいに口止めするなんて、もうこりごりだから。


ちゃんと言わなきゃいけない。
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