Second Secret
結局次の日になっても先生の態度は変わらなくて。

ここまでされるほどまでに、ひどいことを言ったつもりはない。

確かにひどいことは言ったと思ってる。

でもこんなに突き放さなくてもいいじゃんか。


何も言わない先生に、私は何も言わずに家を出て会社に向かった。

相変わらず物覚えの悪い佐伯くん。

彼に当たるのだけはやめてあげようと思っても、無意識のうちに強く言ってしまう。


「だからそうじゃないってば!」


自分でもびっくりするくらいの大きな声で。

周りはみんなこっちを見てる。

恥ずかしい、他人に当たるなんて自分こそ大人気ない。


「すみません、もう一度やり直します」


一瞬驚いていた佐伯くんだけど、すぐにそう言ってまたパソコンに向かう。
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