Second Secret
こういう気分のときに呑むのは、もう二度とやめようと思う。

ていうかまず、こういう気分にはもう二度となりたくないけど。


気付けば自分でもよくわからなくなるほど呑んでいて。

ドラマによく出てくる、ものすごく酔っ払った面倒な子みたいなあり様。

それでもわたしの呂律の回らない話を聞いてくれてる佐伯くん。


多分、ちょっとだけ苦笑いしながら。


「もうね、わたしはあんな奴のいる家に帰らない!」

「それはダメですよ。彼氏さん心配しますから」

「どうせ心配なんかしてないもーん」

「絶対してますよ、ほら、そろそろ帰りましょう」


佐伯くんがさっきから何度か帰りを促してるんだけど、わたしはその度にいやいや攻撃。

帰ったら仕事教えてやらないとか、会社辞めてやるとか。

よくわからない脅しをかけて、でもそれに佐伯くんは付き合ってくれてた。
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