Second Secret
でも、わかってるくせに本当にしてくれないのが先生。

あっさり私の上からいなくなる。

残された私を見てクスッと笑って、いつの間にか奪い返されてた本を読み始めた。


急に恥ずかしくなって、それに加えて、何ともドSな先生に腹が立った。

最後に笑ったのが一番ムカつく。


「もう先生のご飯作ってあげませんから!」

「あーはいはい」


もうすでに読書に集中してる先生。

そんなことを言っておいて、結局は先生の分までご飯を作ってあげてしまう私。


それを何事もなかったように食べる先生には、きっと私は一生敵わないんだろうな。

本当は私が怒ってるのにだって気づいてるくせに、宥めるわけでもなく謝るわけでもなく。

それでもきっと私は自分でも気づかないうちに、いつの間にか先生のことを許しちゃってるんだろうな。
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