Second Secret
「私情?俺がいつ私情を挟んだ。理由なら今はっきりしただろ。こいつ見てると、俺は仕事をする気がなくなるんだ」

「どうしてそんな酷いことが言えるんですか!佐伯くんのこと何も知らないくせに」


先生に憧れて、編集者になろうって決めて会社に入ってきた佐伯くんのことを先生は何も知らない。

物覚えは悪いけど、努力家なことも。

早く一人で作家さんを担当したくて、毎日彼なりに勉強してることも。


何も知らないのに、こんな酷いこと言うなんて。


「知らねえよ。でも、中途半端な奴ってことだけは確かだけどな」

「佐伯くんが中途半端っていうんですか!?何も知らないのに、佐伯くんのこと悪く言う権利はありません!」


もういいですから、って止めに入る佐伯くん。

よくない、って強引に話を続けようとする私。

うんざり、って顔の先生。
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