Second Secret
「佐伯くんに謝ってください」


怒鳴りつける私、面倒くさそうな視線を向ける先生。

案の定、面倒くさそうにため息をついた。


「あー、はいはい。すいませんでした。ったく、めんどくせえな」

「先生!」

「あの!」


私が先生を呼ぶ声と、ほぼ同時に聞こえた佐伯くんの声は、びっくりするほど大きな声だった。

下を向いてる佐伯くんが、一体どんな顔をしてるのかは想像さえできない。

冷たい目で佐伯くんを見る先生を、わたしはいつの間にか睨んでた。


「いいんです...、先生の言う通りなんです。俺、中途半端なんですよ。」

「そんなことない、違うよ、佐伯くん」

「先生に憧れて編集者になったなんて言ったけど、心のどっかで編集者になれば先生に会えるかもなんて思ってたんですよね」


もしも本当にそうだとしても、仕事を必死に覚えようとしてることに変わりはない。
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