Second Secret
「用は済んだだろ。何かあったらまた連絡しろ、次は邪魔すんなよ」

「ちょっと待ってよ!全然話が済んでない」


彼女は、立ち上がって出て行こうとする先生の腕を掴んだ。

多分、頼れるのは先生しかいなくて。

自分一人じゃどうにもできない問題だから、先生に頼ってきたんだ。


だからこのまま、何の解決もできていないまま帰すわけにはいかないんだろう。


「そうですよ、先生。もう少しちゃんと話を聞いたらどうなんですか」


私が口を挟むことじゃないのは、重々承知で。

それでも、彼女があまりも悲しい顔をしているから。

どうにかできないのかと思ってしまう。


だから見過ごすなんて、できない。
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