Second Secret
「お前はそれでいいのかよ」

「どういう意味ですか」

「こんなことに時間を使ってていいのかって聞いてんだ。俺はお前と旅行しにここに来てんだよ、こんなの予定には入ってなかった」


つまりは。

先生は話を続けると時間がかかるから、それが嫌なんだ。


というか、予定には入ってなかったってどういうことだろう。

私との旅行と、このことと、どっちがメインなのかと考えてしまっていたのに。

私との旅行が、先に決まってたってこと...なんだろうか。


「でも...先生に全く関係ない話じゃなさそうですし」

「そもそも、こいつが勝手にここに来ただけなんだ。急に連絡してきやがって。行き先教えた俺が馬鹿だった」


どうやら、彼女はどうしても先生と話したくて、勝手にここに来たらしい。

それでも、ちゃんとここへ来てあげるのは先生の優しさだ。
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