Second Secret
「別に...何も考えてませんけど」

「俺は、お前のこと考えてる」


なにこれ。

今、私を抱きしめてるのが本当に先生なのか疑うような発言。

いや、もちろんそこにいるのは先生なんだけど。


「俺は、多分お前が思ってるよりも、昔荒れてたし。親なんかいないようなもんだし」


先生は、そこまで言って黙ってしまう。

優奈さんとの会話、聞こえてたのかな、っていうか多分、ドアに耳をくっつけて聞いてたんだろうな。

想像したら、ちょっと笑っちゃう。


それにしても、こんなこと言うのは先生らしくない。

きっと先生は、私が先生のことを知って、それをどう思ってるのか気にしてる。


本当、先生らしくないよ。
< 81 / 235 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop