Second Secret
私の言葉を待つように、先生はそっと私の体を離した。

ようやく先生と目が合って、何だか胸が苦しくなる。


もっと触れていてほしい。

もっとそばにいてほしい。


そんな想いが止まらない、自分の中に収まりきらないんじゃないかっていうくらいに。


「先生のこと...考えてます」

「ふーん、どんなこと?」


絶対にわかってるくせに、とぼけたふりなんかして。

いつか。

いつか絶対に、先生を負かしてやる。


でも今は、大人しく先生に負けておいてあげるから。


「したい...」


だから早く、この感情をどうにかして。
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