Second Secret
「うるせえ...」


そう言った先生は、私から離れて電話に出る。

どうせなら、切れちゃうまで無視してくれればよかったのに。


やめるの無理とか言ってたのは、先生のくせに。


早く、早く戻ってきて。

渋々出たくせに、しばらくすると笑いもまじり出す。


何だかその姿を見ていたら、体の熱も冷めていってしまう。

こんなこと、わがままだってわかってるから思いたくないけど。



電話と私、どっちが大事なの、なんて。

やめよう、こんなの自分でも嫌だ。
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