紅いピアスの眠り姫


無意識のうちに彼女を見つめていると、

彼女が目を覚ました。




「いらっしゃい。」


僕に気付いた彼女が僕を呼ぶ。




「こんにちは」



彼女に一言挨拶してから、
ベッドの側にあった椅子に座った。



「こんにちは。
本当にきてくれて嬉しいわ。」


彼女が目を細める。




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