そんなあなたは先生でした…(下)
恭哉side
5人組の男たちを懲らしめた後、
宇野に駆け寄ると涙を流して震えていた。
「宇野、ケガないか?」
コクっと頷く。
よかったぁー…、
でもよく見ると下駄の鼻緒に赤い染みが滲んできている。
「足、大丈夫か?
歩けるか?」
「…………」
応答がない。
困ったな。
そういや、さっきの待ち合わせした場所の神社に水道があったな。
とりあえず、ばい菌でも入ったら大変だし。
「ほら、乗れ」
俺は後ろを向いてしゃがんだ。
「っく、えっ?」
「いいからほらっ」
無理矢理、背中に乗せた。
宇野をおんぶするくらい朝飯前だっての。