俺の事どう思ってる?!
「センスって生まれ持った物だからねぇ…。そう、努力も怠らないしね。天才が努力したら秀才は真似するしかないのかもね。…あはは!何とか解決したよ。姫はご立腹だけど」



 大笑いしながら講師は、生徒には見せない話し声で電話をしていた。



 終えるとタバコを1本火をつけ、空に煙を吐き出し今回の1件を振り返っていた。





 あの盗作騒ぎ後直ぐに紫江は、職員室へ向かい直談判をしたが、受け入れてもらえなかった。



 講師は生徒相談室へ場所を変えて、紫江の前に2枚のスタイル画を見せて質問を投げた。



「どっちが舞奈のだと思う?」



 すぐ見ただけで分かる。



 紫江は馬鹿にされているようで怒りを覚え、講師が舞奈と呼んだ事に気づかず、思い切り右側のスタイル画を叩いた。



「正解。…それでこっちが…」



 見せなくても分かっていた。紫江は間髪空けずに…。



「村田」



 と怒りを込めて名前を出した。



 講師は話しを続けた。全て分かっているが、今の状況では証拠が乏しい。



 舞奈の無実を晴らすことは難しかった。



 舞奈が無実だと分かっていた担任に胸を撫で下ろすが、何の解決もしていない。



 更に担任は村田の机の中から、舞奈がプリントの裏に描いたスタイル画を昨日見たと話した。



 今回の騒ぎで破棄する可能性があると付け足した。



「舞奈に止められているの。…でも今回は限界」



 紫江が教師から逸脱した感情で話しているのを見えた。



 やっと担任が発した舞奈と言う言葉に引っ掛かっり、関係を聞くが話しをはぐらかされた。



「破棄しないか見てて」



 紫江は二つ返事で了承し、夢人にも協力してもらうことを了承してもらい、村田の監視が始まった。
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