恋愛指導は秘密のくちづけで
わたしは近藤さんの運転する営業車に乗りこむ。


塾よりも北の方面に車を走らせていった。


「あの塚越先生に教わってたんだね」


「ええ、まあ」


「塚越先生が柏葉さんに声かけるなんて意外だなあ」


「そうなんですか?」


「あんな堅い先生なのに」


「そんなことないですよ。わたしが高校のとき、すっごく生徒に人気がある先生だったから」


「あんまり浮いた話は聞いたことはないけど、昔はやんちゃだったみたいな噂はきいたけどね」
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