恋愛指導は秘密のくちづけで
あんな穏やかでやさしい塚越先生がそんな人だったなんて。


途中でみせた自分の好意を逆手にとった衝動的行動から従わなくてはならない関係に無理やり引きずり込まれる。


このわたしも恋というベールをまとったその欲望の渦に巻き込まれてしまいそうになっていたのは事実だった。


「まあオレのおかげで解決できたわけだし。さて、助けたお礼、もらわないとね」


万里くんの誘うような笑みは、わたしの胸の鼓動をさらに高鳴らせた。
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