恋愛指導は秘密のくちづけで
「知ってましたよ。メガネしてる柏葉さん。

いつも仕事してるときはメガネしていないのに何でメガネケースなんか持ってるのかなって。

雨の中、ぼんやりバス停でバスを待ってたでしょう。

オレ見かけたけど違う人かなって思って声かけなかったけど、やっぱりそうだった」


まじまじと万里くんはわたしを見つめてくる。


「どうしてメガネするんですか」


小首をかしげながら万里くんはわたしから視線をそらさなかった。
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