溺愛マリオネット
仕事で冬馬さんが居ない間だけ、部屋の中をあさり手掛かりになる物を探した。
「手掛かりになるもの…か」
歩ける範囲の場所を何度となく徹底的に探したのだが…
「やっぱり無いよね…」
大丈夫、また明日がある。
大丈夫、大丈夫。
「とりあえず…」
シャワーを浴びよう。
歩き回って汗も出たし。
ベットの横にあるクローゼットに手を伸ばしタオルと下着を探した。
ピンク、赤、オレンジ、様々な色の下着は冬馬さんが買ってきたものだった。