俺が彼女を抱けない理由

葵の事かぁ。。

何だろう。

気になって仕方がない。でも今は仕事に集中しないと。。

最終のリハーサルでミスする訳にいかない。

今回は新人の村瀬を一緒に連れてきていた。

まだ23才。何にでも興味があって目を輝かせている。

親父はそういう人間が男女問わず好きでかわいがる。

今回は俺の下で鍛えてやってくれとの事だった。

「なんか拓さんかっこいいっすね」


「なにそれ。笑」


「いやぁ。。みんなに指示してる姿とか。」


俺も親父やマナさんや先輩の仕事を見てそう思っていた事を思い出す。


ここに来て10年かぁ。。
本当にいろいろあった。
楽しいことも辛いことも。。
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