俺が彼女を抱けない理由
「拓ちゃんお疲れさま」
「いえいえ。笑
なんか食べて帰ろうっか?」
「う〜ん。。一緒に買い物に行きたい」
「いいよ」
「なにか食べたいものある?」
「ハンバーグ。。。とか?」
「それじゃあ高井さんと一緒だよ。笑」
「祐ちゃんそんなにハンバーグ好きなんだ。爆」
「なんかねデミグラスソースが好きなんだって。笑
イメージと違うよね。」
「そうだよなぁ。笑」
俺たちはハンバーグの材料を買いに近くのスーパーへと立ち寄った。
葵にいいよって言われながらも俺が買い物カゴを持つ。
年末ということもあって家族連れが多い。
バランスを崩しながら歩いている赤ちゃんに葵が優しい笑顔で手を振る。
「葵はほんと子供好きなんだな〜」
「うん。保育士になりたかったくらい。笑
拓ちゃんは子供嫌いなの?」
「そんなことないよ。いつか俺たちの子供も欲しいよな。」
「うん」
この時の葵の嬉しそうな顔を見て俺は一つの決意をした。
そして全ての材料を買いうちへと向かった。
「拓〜お餅いるかぁ?」
「毎年毎年、どれだけ餅に執着あるんだよ。笑」
「お前なぁ〜正月は餅って決まってるんだよ。」
「じゃあアタシもらっていきます」
「よしよし。じゃあ葵ちゃん後で部屋まで持っていくから」
「はぁ〜い」
「あと明日、貴子の一周忌、葵ちゃんも頼むな」
「。。えっ?貴子さんって。。?」
「あ〜あとで説明するから葵部屋行こ」
「う、うん」
そういって俺は葵の背中を押してエレベーターに入れた。