君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)


視界に映るオリビア様は、随分と雰囲気が変わっていた。

お城で着ていたような煌びやかなドレスではなく、司祭様が着るような深紅の祭服の上に漆黒のローブを纏っていて、右手には銀色に輝く長い錫丈を持っている。


「宝剣で胸を貫かれても死なないなんて、本当に素晴らしい生命力ですわね」


まるで化け物でも見るような目で私を見ながら、胸に刺さっている宝剣の様子を伺うオリビア様。


「ど…して……」


引き攣る喉からやっと出た言葉に


「ごめんなさいね?貴女の命と体がどうしても必要なの」


「いの……ち?」


満面の笑みを浮かべて答えたオリビア様は、耳を疑いたくなるような言葉を吐いた。


「私の願いを叶える為には、貴女の命と宝剣が必要不可欠。
その体は儀式の後にソフィの為に使わせていただくわ」


オリビア様の言葉から、私の命は何かの儀式に必要で、体はソフィ様に使われるらしい。


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