『武士ドルが斬る!?』
〈後編〉
「大丈夫だ…。
お主は今日は…濃から特別に食わせてもらえる特別の待遇じゃ…。」
「そ…そ…そんなあ――!!
この縄をとってくださいよ!!」
情けない声をあげる彼を徳家くんと一緒に連れていく様子を呆気にとられて見送るなか平然とした様子で帰蝶は…「じゃあ…急いで支度をしますか…!」と仕切り思わず苦笑いして頷いた。
戦国時代でまさか花嫁修行するなんて思いもよらず…帰蝶に教わりながらなんとなく聞きたいのが…殿と濃君の事が頭を掠めていた…。
「何か…?
目と鼻と口以外に私の顔についておりますか…?」
考えにふける私はボッーと帰蝶を見つめてしまったのか…突如ふられた思ってもいない言葉に私は思わず吹き出した。
「帰蝶でも…そんな事いうんだねー(笑)」
「ええ…。
殿から習いましたわー。
私が殿についてどう思っているか…お考えでしょう…!!」
「えっ!!!
な…な…なんでわかったのぉっ!!!」
驚いた私は数センチ赤面したまま声をあげる。
「女の勘というモノですわ…。
一言でいうと…殿は手に負えない兄ですかね――!!」