【続】隣の家の四兄弟
*
マンションに着くまでの間も、チハルと三那斗はなんだか言葉を交わしてた。
決して仲良く話をしているわけではなかったけど、それでも、険悪なものでもないような感じで。
徐々に三那斗とチハルが前を並んで歩き、そのすぐ後ろを私が歩く図になったから、二人の背中を無意識に眺めてた。
……なんか、チハルも三那斗の兄弟みたい。
三那斗が普段学校の友達とじゃれ合ってるときでも、こんなふうに思ったことないのに。
たった数日で、そんなふうに思わせるチハルはやっぱりタダモノではないのかも。
というより、やっぱり、〝綾瀬家の幼馴染〟なのかもしれない。
10階について、綾瀬家の前に到着したときにはようやくチハルと三那斗も落ち着いていた。
三那斗が1014前で足を止めたときに、自然と私たちも足が止まる。
「……なんかにぎやかなよーな……?」
ドアノブに伸ばした手をピタリと止めて、ボソリと三那斗が漏らす。
私とチハルは目を合わせ、そのあとチハルが開口した。
「……あー、アキラ……かも」
躊躇いがちに言ったのは、きっと私に気を遣って。
でも、三那斗はそんなこと知らないから、「ああ!」と納得した顔をする。
そして、がちゃりと豪快に玄関を開けると、三那斗がデカイ声をあげた。
マンションに着くまでの間も、チハルと三那斗はなんだか言葉を交わしてた。
決して仲良く話をしているわけではなかったけど、それでも、険悪なものでもないような感じで。
徐々に三那斗とチハルが前を並んで歩き、そのすぐ後ろを私が歩く図になったから、二人の背中を無意識に眺めてた。
……なんか、チハルも三那斗の兄弟みたい。
三那斗が普段学校の友達とじゃれ合ってるときでも、こんなふうに思ったことないのに。
たった数日で、そんなふうに思わせるチハルはやっぱりタダモノではないのかも。
というより、やっぱり、〝綾瀬家の幼馴染〟なのかもしれない。
10階について、綾瀬家の前に到着したときにはようやくチハルと三那斗も落ち着いていた。
三那斗が1014前で足を止めたときに、自然と私たちも足が止まる。
「……なんかにぎやかなよーな……?」
ドアノブに伸ばした手をピタリと止めて、ボソリと三那斗が漏らす。
私とチハルは目を合わせ、そのあとチハルが開口した。
「……あー、アキラ……かも」
躊躇いがちに言ったのは、きっと私に気を遣って。
でも、三那斗はそんなこと知らないから、「ああ!」と納得した顔をする。
そして、がちゃりと豪快に玄関を開けると、三那斗がデカイ声をあげた。