製菓男子。
「月曜日」
ミツキは作業台に腰かけるように立ち、腕を組んで僕と向きあうようにして呟いた。
そしてじっと、まるで言えることと言えないことを精査するように考え込んでいる。
「月曜日に、なにかあるの?」
沈黙を溜め込むミツキを、思わず急かしてしまう。
「―――ゼンも聞いたかもしれないけど、チヅルちゃんのご両親は離婚してるってことは知ってるよな?」
実父の浮気が原因だということを、以前藤波から聞いたことがある。
「それだけじゃなく、チヅルちゃんの同級生が事故っつーか事件で亡くなっていたり、彼女の担任の先生が自殺をしたり、変質者に襲われエイタが傷害事件を起こしそうになったり。挙げればきりがないんだけど、彼女にとってそういう不運というか、わるいことが起きるのが、全てが月曜日なんだ」
最近のいい例もあるぞとミツキは言う。
「俺らがチヅルちゃんを連れ出したのも月曜日」
「でもその日って」
「そうそう、シンジが暴行されそうになった日だよな」
荒川が暴行未遂にあったのは、美容院で藤波たちと別れたあとだ。
妹を家に送り届けた藤波は、なぜか警察官と一緒に戻ってきたそうだ。
藤波は店付近の路地で集団の男に囲まれている荒川を発見し、救出。
藤波が未然に防いだことになる。
「関係があるの?」
「少なくとも、シンジはそう思ってるだろうね。だから頻繁に来てるでしょ?」
ミツキは作業台に腰かけるように立ち、腕を組んで僕と向きあうようにして呟いた。
そしてじっと、まるで言えることと言えないことを精査するように考え込んでいる。
「月曜日に、なにかあるの?」
沈黙を溜め込むミツキを、思わず急かしてしまう。
「―――ゼンも聞いたかもしれないけど、チヅルちゃんのご両親は離婚してるってことは知ってるよな?」
実父の浮気が原因だということを、以前藤波から聞いたことがある。
「それだけじゃなく、チヅルちゃんの同級生が事故っつーか事件で亡くなっていたり、彼女の担任の先生が自殺をしたり、変質者に襲われエイタが傷害事件を起こしそうになったり。挙げればきりがないんだけど、彼女にとってそういう不運というか、わるいことが起きるのが、全てが月曜日なんだ」
最近のいい例もあるぞとミツキは言う。
「俺らがチヅルちゃんを連れ出したのも月曜日」
「でもその日って」
「そうそう、シンジが暴行されそうになった日だよな」
荒川が暴行未遂にあったのは、美容院で藤波たちと別れたあとだ。
妹を家に送り届けた藤波は、なぜか警察官と一緒に戻ってきたそうだ。
藤波は店付近の路地で集団の男に囲まれている荒川を発見し、救出。
藤波が未然に防いだことになる。
「関係があるの?」
「少なくとも、シンジはそう思ってるだろうね。だから頻繁に来てるでしょ?」