製菓男子。
わたしの腕を掴んだのは、むちっとした手ではなくて、酵母の香りのする長くて大きい、白い手だった。
酵母はレーズンだろうか。
その手に導かれ、わたしは宮崎さんの背に隠れた。
「なにか?」
宮崎さんはどんな表情をしていたのか、わたしの位置からはわからなかったけれど、それを見た男性客はその場からあっさり逃げ出してしまった。
巨体を揺らしながら、わたしが案内した交差点へ走っていく。
わたしは腰と足に力が入らなくなってしまって、その場にへたりこんでしまった。
酵母はレーズンだろうか。
その手に導かれ、わたしは宮崎さんの背に隠れた。
「なにか?」
宮崎さんはどんな表情をしていたのか、わたしの位置からはわからなかったけれど、それを見た男性客はその場からあっさり逃げ出してしまった。
巨体を揺らしながら、わたしが案内した交差点へ走っていく。
わたしは腰と足に力が入らなくなってしまって、その場にへたりこんでしまった。