製菓男子。
...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...
塩谷さんに見送られながら店をあとにした。
わたしはこれから引きこもるための準備をしないといけない。
なにせ兄と父が使い物にならないのだ。
「人に迷惑をかけないですごすんだ、絶対っ」
若干勇み足気味に、決意を抱いてずんずん歩いていった。
普段からわたしは買い物をしない。
食材から日用品、わたしの生理用ナプキンといったものまで、父と兄は恥ずかしげもなく買ってきてくれる。
どうやらこの体質は父の父である、亡くなった祖父もそうだったようで理解が深かったからこそできることなのだろう。
話に聞くところによると祖父は卜者(ボクシャ・未来見師とも呼ばれていた)で、在宅で仕事をしていたそうだ。
固定客も数多くいて、その中には大物政治家がいたり、いなかったりするらしい。
そういう職業柄なのかはわからないけれど、祖父もほとんど家から出ない人であったようだ。
その祖父はわたしが三歳のときに亡くなっているから、どんな人だったのか、ほとんど覚えていないけれど。
“手に触れるとその人の少し先の未来が見える”
そんな祖父の体質を継いだわたしは、祖父とは大違いで、人の役に立つことがなにひとつできないどころか、人を不幸におとしめてしまっている。
だからそれを未然に防ぐべく、人と会わない決意をしたのだ。
(今思えば実に青臭い決意だけどさ―――)
塩谷さんに見送られながら店をあとにした。
わたしはこれから引きこもるための準備をしないといけない。
なにせ兄と父が使い物にならないのだ。
「人に迷惑をかけないですごすんだ、絶対っ」
若干勇み足気味に、決意を抱いてずんずん歩いていった。
普段からわたしは買い物をしない。
食材から日用品、わたしの生理用ナプキンといったものまで、父と兄は恥ずかしげもなく買ってきてくれる。
どうやらこの体質は父の父である、亡くなった祖父もそうだったようで理解が深かったからこそできることなのだろう。
話に聞くところによると祖父は卜者(ボクシャ・未来見師とも呼ばれていた)で、在宅で仕事をしていたそうだ。
固定客も数多くいて、その中には大物政治家がいたり、いなかったりするらしい。
そういう職業柄なのかはわからないけれど、祖父もほとんど家から出ない人であったようだ。
その祖父はわたしが三歳のときに亡くなっているから、どんな人だったのか、ほとんど覚えていないけれど。
“手に触れるとその人の少し先の未来が見える”
そんな祖父の体質を継いだわたしは、祖父とは大違いで、人の役に立つことがなにひとつできないどころか、人を不幸におとしめてしまっている。
だからそれを未然に防ぐべく、人と会わない決意をしたのだ。
(今思えば実に青臭い決意だけどさ―――)