製菓男子。
...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...


昨日お米を買えばよかった。
家に帰ったら一食分くらいしかなくて、昨日の深夜に素知らぬ顔で帰ってきた父の朝ごはん分で消えてしまった。
わたしは一日くらい食べなくても平気だし、兄は寝込んで起きてこなかったからどうにかやりすごせたけれど。


(お昼ご飯はどうしようか)


月曜日は外に一歩も出たくない。
ゴーヤやえだまめを庭の菜園に植えたばかりなのだけど、その水やりさえもやりたくないくらいに出たくない。


以前は月曜日であっても「自分の家の敷地内だから大丈夫」だと過信し畑仕事をしていた。
そんなとき宅配便業者さんが来て荷物を受け取る際に手に触れてしまったことがあったのだ。
そこで見た未来―――わけもわからず警察に捕まるところだった。
翌日の新聞によると<留守宅に侵入し金品を物色した>となっていて、けれどその数日後に真犯人が名乗り出て釈放。
誤認逮捕劇となった。


(わたしが触れなかったら、あの人は逮捕されなかったんだと思う)


その一件から、宅配便がきても、郵便書留がきても、隣家から回覧板が来ても、なにがなんでも月曜日は居留守を使う。
電話も普段から出ないから、いることがわからないだろう。
< 145 / 236 >

この作品をシェア

pagetop