製菓男子。
...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...
病院から出ると雨が降っていた。
宮崎さんは持っていないので、わたしの傘に入ってもらうことにした。
宮崎さんとは身長が頭一個分くらい違うから、結局持ってもらっているのだけれど、わたしに遠慮してか宮崎さんの左肩が甘雨で濡れている。
「僕も決断してるの? 二度見てるよね? 電話も?」
「母の言葉を鵜呑みにすれば、たぶん。今はわからなくても、将来的にはそうなるのかも?」
ツバサくんから「制服が欲しい」と宮崎さんに電話がかかる未来をわたしは見ている。
それが宮崎さんや、宮崎さんの周囲の人に影響があるようには思えないけれど。
(宮崎さんも男の娘になる? とか、まさかそんなことないよね?―――背がちょっと高いけど、充分似合いそう)
ツバサくんは土曜日のロリータをやめるそうだ。
やめるというより、する必要がないと言ったほうが正しい。
(あんなに似合ってたのに。荒川さん、残念がるだろうなぁ)
あのロリータ服はなんのお礼かさっぱりわからないけれど、わたしが譲り受けることになった。
使い道は自由と言っていたから、ネットオークションにでも出品しようかと企んでいる。
心の中でほくそえんでいたつもりが、顔に思いっきり出ていたようで、宮崎さんがじっとわたしを見ていた。
我に返って思わず歩みが止まる。
宮崎さんもそれにあわせるように止まってくれた。
病院から出ると雨が降っていた。
宮崎さんは持っていないので、わたしの傘に入ってもらうことにした。
宮崎さんとは身長が頭一個分くらい違うから、結局持ってもらっているのだけれど、わたしに遠慮してか宮崎さんの左肩が甘雨で濡れている。
「僕も決断してるの? 二度見てるよね? 電話も?」
「母の言葉を鵜呑みにすれば、たぶん。今はわからなくても、将来的にはそうなるのかも?」
ツバサくんから「制服が欲しい」と宮崎さんに電話がかかる未来をわたしは見ている。
それが宮崎さんや、宮崎さんの周囲の人に影響があるようには思えないけれど。
(宮崎さんも男の娘になる? とか、まさかそんなことないよね?―――背がちょっと高いけど、充分似合いそう)
ツバサくんは土曜日のロリータをやめるそうだ。
やめるというより、する必要がないと言ったほうが正しい。
(あんなに似合ってたのに。荒川さん、残念がるだろうなぁ)
あのロリータ服はなんのお礼かさっぱりわからないけれど、わたしが譲り受けることになった。
使い道は自由と言っていたから、ネットオークションにでも出品しようかと企んでいる。
心の中でほくそえんでいたつもりが、顔に思いっきり出ていたようで、宮崎さんがじっとわたしを見ていた。
我に返って思わず歩みが止まる。
宮崎さんもそれにあわせるように止まってくれた。