製菓男子。
「宮崎もわるかったな」
藤波は落ちたフォトフレームを拾い上げて、もとの位置に戻した。
その中に飾られている写真は風景で、海の青と菜の花の黄色がうつくしいコントラストを描いている。
「妹、聞いていた話と、全然違う」
「そうだろうな。でも、あながち嘘じゃないンだぜ」
緊迫していた藤波の顔がゆるんで、自虐的な笑みが浮かんだ。
「オレ、アイツのことになるとすぐカッとなるんだよな。ミツキはそれ、よく知ってっから」
「シスコン?」
「否定はできねーよな。だからこそ妹が、あーなっちまったンだろうけど」
意味がよくわからない。
「独占欲むき出しのオレの傍にいたら、家でも外でも窮屈だろ」
確かに、と思う節が僕の中に浮かんでいる。
藤波は落ちたフォトフレームを拾い上げて、もとの位置に戻した。
その中に飾られている写真は風景で、海の青と菜の花の黄色がうつくしいコントラストを描いている。
「妹、聞いていた話と、全然違う」
「そうだろうな。でも、あながち嘘じゃないンだぜ」
緊迫していた藤波の顔がゆるんで、自虐的な笑みが浮かんだ。
「オレ、アイツのことになるとすぐカッとなるんだよな。ミツキはそれ、よく知ってっから」
「シスコン?」
「否定はできねーよな。だからこそ妹が、あーなっちまったンだろうけど」
意味がよくわからない。
「独占欲むき出しのオレの傍にいたら、家でも外でも窮屈だろ」
確かに、と思う節が僕の中に浮かんでいる。