ミリオンラバー

小暮が抱えていた荷物をドサッと置いた。

「あ、小暮君サンキュー。悪かったね」

それを見た真理が言った。

「本当に思ってんのか、てめーは」

「感謝してるって」

なんか仲良くなってない?

二人のやりとりを見て柚羽は思った。

男子とは少しずつ話すようになった小暮だが、女子とはまだ打ち解けていない様子だった。

もちろん真理とも。

それなのに…

なんか仲良くなってない!?

二人で買い物に行った時何があったのだろう。

それに先ほどから小暮の様子がおかしい。

柚羽の方を見ようとしないのだ。

何で!?劇のことまだ怒ってる?

柚羽は一人不安になっていた。



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