吸血鬼は淫らな舞台を見る


「日曜大工は?」


「まったく……」


「最近旦那さんは家の中でケガをしませんでしたか?」


「いいえ」


「ちょっとした切り傷もしてないんですか?」

 瑠諏が矢継ぎ早に質問する。


 珍しく焦っているようにサトウには見えた。


「そこまでは……一体なにを知りたいんですか?」


「す、すいません。DNAを採取するのに血液が付着したものがないかと思いまして」

 サトウが割って入り、瑠諏が質問した意図を説明した。
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