せんせい


「…分かった。何となく、昌子ちゃんの理解レベルが把握出来たわ。」

「あは☆恥ずかしながら…」

「よくわかってないんでしょ?」

「…てへ☆」

はぁぁぁあ、と大きなため息を吐く百恵。しかし立ち止まっている暇はない。明日は新学期。タイムリミットは刻々と迫っている。

「かんたんな感想でいいわ。教えて?どんな風に感じたの?そうね…たとえば」


百恵はテーブルの上のルーズリーフにサラサラと何かを箇条書きにしていった。






< 9 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop