せんせい
「…分かった。何となく、昌子ちゃんの理解レベルが把握出来たわ。」
「あは☆恥ずかしながら…」
「よくわかってないんでしょ?」
「…てへ☆」
はぁぁぁあ、と大きなため息を吐く百恵。しかし立ち止まっている暇はない。明日は新学期。タイムリミットは刻々と迫っている。
「かんたんな感想でいいわ。教えて?どんな風に感じたの?そうね…たとえば」
百恵はテーブルの上のルーズリーフにサラサラと何かを箇条書きにしていった。