Bloom ─ブルーム─
「は?はぁ」
「大樹がジュース買いに言ったら柴犬が寝てたって言ってたから」
柴犬って、やっぱ私の事なんだ……。
柴犬の花子か。
「あの、長谷川先輩は今日もラーメン屋さんですか?」
「屋上にいるけど?」
「屋上?」
「さっきまで一緒に作曲してたけど煮詰まってきたから置いてきた」
屋上に?いるんだ?
私はふと校舎を見上げた。
でも屋上は自転車置き場の屋根で隠れて、ここからはちょうど見えない。
後30分でバス来るし、それまでに自転車の鍵を返せばお互いちゃんと帰れるんじゃない?
「ありがとうございます!」
お礼を言って、また来た道を戻ろうとすると
「行かない方がいいよ」
なぜかドラムが私を止めた。
「今、女と一緒だから」
女?
屋上に?
屋上の鍵の事、私達の秘密だと思ってたのに。
ドラムはバンドのメンバーだからわかるけど、私以外の女の子も秘密を共有してたんだ?
なんだ。
『秘密だよ』なんて特別っぽい言葉で持ち上げといて、結局は特別でも何でもないじゃん。
「うそ。作曲のジャマするとあいつ機嫌悪くなるから。行かない方がいいよ」
「うそ?」
「大樹がジュース買いに言ったら柴犬が寝てたって言ってたから」
柴犬って、やっぱ私の事なんだ……。
柴犬の花子か。
「あの、長谷川先輩は今日もラーメン屋さんですか?」
「屋上にいるけど?」
「屋上?」
「さっきまで一緒に作曲してたけど煮詰まってきたから置いてきた」
屋上に?いるんだ?
私はふと校舎を見上げた。
でも屋上は自転車置き場の屋根で隠れて、ここからはちょうど見えない。
後30分でバス来るし、それまでに自転車の鍵を返せばお互いちゃんと帰れるんじゃない?
「ありがとうございます!」
お礼を言って、また来た道を戻ろうとすると
「行かない方がいいよ」
なぜかドラムが私を止めた。
「今、女と一緒だから」
女?
屋上に?
屋上の鍵の事、私達の秘密だと思ってたのに。
ドラムはバンドのメンバーだからわかるけど、私以外の女の子も秘密を共有してたんだ?
なんだ。
『秘密だよ』なんて特別っぽい言葉で持ち上げといて、結局は特別でも何でもないじゃん。
「うそ。作曲のジャマするとあいつ機嫌悪くなるから。行かない方がいいよ」
「うそ?」