Bloom ─ブルーム─
ずっと想い続けてきた人からの、まさかの告白。
今度こそちゃんと向き合って大切にしていけば、きっとうまくいくはず。
付き合っちゃうんだ……。
でも、長谷川大樹の表情は曇ったままだった。
「やり直さないんですか?」
「──断っちゃった」
「えぇぇっっ?」
「たまに他の学校の奴と合同でライヴハウス借りて歌ったりしてたんだけど、先月一緒にやったバンドが彼女と同じ高校の奴らだったんだよね。
それで、たまたま見に来てた友達から聞いたとかで、俺がバンド組んでる事を知ったらしいんだ。
で、すごいカッコいいねーだって。彼女の学校でもバンドやってる人は人気があるらしくて。歌聴きたいなーって。で、やり直せない?って。
それが俺には、“俺と”じゃなくて、“バンドのボーカリストと”付き合いたいって聞こえたんだ。
そしたら、気づいたら『ごめん』って言ってた」
「……」
でも後悔してるのか、長谷川大樹はあーあと頭をぐしゃぐしゃする。
「はあぁぁ。FRISKもう1個ちょーだい?」
私は5つ、彼の手のひらに乗せた。
今度こそちゃんと向き合って大切にしていけば、きっとうまくいくはず。
付き合っちゃうんだ……。
でも、長谷川大樹の表情は曇ったままだった。
「やり直さないんですか?」
「──断っちゃった」
「えぇぇっっ?」
「たまに他の学校の奴と合同でライヴハウス借りて歌ったりしてたんだけど、先月一緒にやったバンドが彼女と同じ高校の奴らだったんだよね。
それで、たまたま見に来てた友達から聞いたとかで、俺がバンド組んでる事を知ったらしいんだ。
で、すごいカッコいいねーだって。彼女の学校でもバンドやってる人は人気があるらしくて。歌聴きたいなーって。で、やり直せない?って。
それが俺には、“俺と”じゃなくて、“バンドのボーカリストと”付き合いたいって聞こえたんだ。
そしたら、気づいたら『ごめん』って言ってた」
「……」
でも後悔してるのか、長谷川大樹はあーあと頭をぐしゃぐしゃする。
「はあぁぁ。FRISKもう1個ちょーだい?」
私は5つ、彼の手のひらに乗せた。