Bloom ─ブルーム─
目覚めたのは、辺りが妙に騒がしくなってきてからだった。

はっと瞼を開くと、部活を終えた人達で休憩室は溢れかえってる。

ちょっと待って。今何時?

時計を見上げると7時を過ぎてる。寝過ごした!

部活用の学生バスまで後30分。

またさらに待たなきゃならないじゃん。

あーあとため息をついた時、手のひらに違和感を覚えた。

私、何かを握ってる?

手のひらに目を落とすと、そこには自転車の鍵がひとつ。

鍵にはセロテープで手紙らしきものが貼られていた。

「ヤンチャ娘へ。寝過ごす方に千円!自由に使いなされ。俺は由紀ちゃんに借りるから平気だよ。大樹」

大樹?

長谷川大樹?のチャリの鍵? なんで?

寝顔見られた?

いつ?学校にいたの?

てか、寝過ごす方に賭けられるほどの私の寝 っぷり、どーなんだ?

しかも、ヤンチャ娘って!
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