時を超えた愛~新選組と私~【完】

「それじゃぁ、また来てね」


お姉さんに笑顔で見送られ二人屯所へと戻った。


屯所に戻ると平助くん、永倉さん、沖田さん、斎藤さんそれに土方さんまで待っていた。


「みんなして、どしたんだよ」


「いやー帰りが遅いからさ莉世が心配で…」


平助くん…棒読みですけど。


「あのなぁオレが付いてんだ、大丈夫に決まってんだろ?」


襲われかけましたけどね…。


「おい莉世」


土方さんに呼ばれた。


「はい」


すぐさま返事をすると


「話がある。もちろん、お前らにもだ」


そう言われ良く分からなかったけど大事な話っぽいので何も聞かず付いて行くことにした。


そこには近藤さんもいて


「莉世さん悪いな。どうしても聞いておきたいことがあってな」


いつもとは違う近藤さんではなく新撰組局長の顔だった。

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