†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
「真神の者たちの力は、本来我らに力を与えるものではなく後の者たちに力を引き継ぐためのもの。」
「それって・・・でもっ」
零れた言葉に、白夜はさんは小さく頷く。
おそらく俺の言いたいことが分かったのだろう。
俺の左目は蜜瑠から譲り受けたものだ。
俺の命だって・・・。
「我らヴァンパイアは、純血を保っている種族は殆どいないのは知っているな。」
「はい。俺らも、人間と混ざり合ったハーフですから。」
そう。颯斗たち生徒会の者たちでさえ純血種は冬夜だけだ。
今では希少な種族となってしまった。
長い時を経て、ヴァンパイアだけでは子孫を残すことが難しくなった頃
我らは人間と混ざり、生活することを選んだ。
だが、時が経てば経つほどにヴァンパイアの血が薄れ、それと共に力も弱くなっていく。
それを良しとする種族もいれば、力を求めるもの達もいた。
唯一、冬夜たち王族は古くから親族とのみ交わるため純血のままだったけど。