†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
蜜瑠の事を考えるときは、何故か左目を無意識に触っているようで
今も左目に手が触れそうになって、意識的にそれを止めた。
その間にも、白夜さんは話を続けている。
我らの力が薄れ始め、内部分裂が起きようとし始めた頃
ヴァンパイアの力に匹敵するほどの力を持つ人間がいると知った。
それを、力を求める種族は放ってはおかない。
「それが真神村の人たち?」
「そうだ。真神の人間は、周りから神の力とも呼ばれていて崇められていたと同時に、恐れられてもいた。」
争い事や妬み嫉みは好まず
自分たちの力を見せびらかすこともしない。
穏やかで静かな性質の所為か人とは距離を置き生活をしていた彼ら。
けれど、それは人々の不安も掻き立てる要素ともなった。
どんな生活をし何をしているのか、と。
不信な出来事があれば、彼らの所為ではないのか、と。
理不尽な話だと思う。
だって、困ったことがあれば助けてもらい
何か自分の周辺で変わったことがあれば、彼らの所為にする。