†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
そこへ我らヴァンパイアの一族が現れ
彼等に上手く取り入った。
命の長い我らが、村を守る事を条件に神の力を手に入れる。
最初は渋っていた真神の人々も、危機感は薄々あったのだろう
人を傷つけないという条件付ではあったが承諾を得た。
それから長きにわたり、ヴァンパイアと真神の人間は関係を持つようになった。
ヴァンパイアと交わったものは、分家を持ち村を出た。
真神に残ったものは、先祖代々の血を受け継ぎし者たち。
そこは、我らヴァンパイアと同じだった。
「咲耶は、幼い頃から体が弱くてな。いつ死んでも可笑しくない、と言われていたんだ。俺はそれが嫌でな、藁をも掴む一心で真神の長老に相談したんだ。」
「それが、母さんの薬?」
「そうだ。定期的に、真神の人間の・・・それも真神家当主の血を、な。」
「母さんが生きていれば、瑞姫も母さんに血を・・・」
「いや、それは無い。」
「どうして?」
「瑞姫は・・・彼女には、我らヴァンパイアの血が流れているからな。」
白夜さんの言葉に、誰もが息を飲んだ。
瑞姫ちゃんが、ヴァンパイアの血が入っているなんて誰が想像しただろう。
幼い頃から一緒だった冬夜だって目を張って白夜さんを見ている。