あなたのキスで世界は変わる


だからか一日中ずっとボーっとしてしまっていた私。


気がつけばもう放課後。


教室はすっかり明日の文化祭を迎えるだけの状態になっていた。



「今日の約束覚えてる?」


「当たり前でしょ。着替えたら佑夜ん家行くね」



いつものように私の隣に立って佑夜が嬉しそうに笑う。それが当たり前で私も同じように笑えるようになったのはつい最近。


やっと。

佑夜を受け入れられてる。



「俺、準備するから先に帰るわ」


「うん」


「ちなみに今日、姉貴いねーから…」



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