上司と上手につきあう方法【完結】

――――……

―――


夢と現実の合間のまどろみの中にずっと漂っている私の体。

なんだか気持ちいいなぁ……と、ぼんやりまぶたを持ち上げると、部長がハダカの私の体を大事に抱え、せっせと熱いタオルで拭いているのが見えた。



え!?


驚いて、カッと目を見開く私。



「ぶ、ぶちょっ……」

「あ……」



部長は私のひざ下を拭いていた手を止め、なんだか慌てたように、私の体を腕の中からシーツの上に横たえた。


鼻先に香るのは、洗い立てのシーツの香りだ。

私が意識を失っている間に、どうやら変えてくれたらしい。


っていうか……恥ずかしすぎる。


ため息をつきながら、おでこをひんやりしたシーツに押し付ける。


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