上司と上手につきあう方法【完結】
どのくらい私は眠っていたんだろう。
それほど時間は経っていないのかな……。
「あ、あの……」
とりあえず裸なのが恥ずかしくて、部長に背中を向けたまま、手近なシーツを引っ張り上げて胸元を隠す。
と、後ろから部長の二の腕が伸びてきて、私を背後から抱きしめてしまった。
横たわったままだけれど、むき出しになった背中にぴったりと重なる部長の胸板は燃えるように熱い。ドクドクと力強く鳴る、部長の心臓の音が伝わってきた。
「――平尾」
「は、はいっ……」
かすれた声で名前を呼ばれて、肩越しに振り返ると。そのまま上から、覆いかぶさるように唇をふさがれた。
「ん……」
そして部長は私と唇を重ねたまま、真新しいシーツの上に押し倒す。
彼の手が、肩を撫で、腕を上に伸ばすようにしながら這い、冷たいシーツに縫いとめていく。